今年もやってきました夏休み。と、言う事は、そう、市谷小4年生、5年生の夏休みはじめのイベント、夏の金沢交流です。
今回は市谷小の4年生、5年生の児童59名が参加。引率に、先生6名、PTAから7名、育成会から2名、そしておやじの会から田中先生含め8名が参加し、ポケモンGO日本配信の翌日、7月23日(土)に出発です。「夏休み始まって早々、こーいうゲームの配信は子供達には良くないねぇ」なんて話をしながら、やまびこ45号に乗って、まずはくりこま高原を目指します。
新幹線の中では、子供達に隠れてこっそりのポケモンGO。ゲームを始めて2日目なので、ポケモンを捕まえるためのモンスターボールを投げるのが思うように行かず、四苦八苦。どうでもいい情報です。
12時2分、われわれの乗った新幹線はくりこま高原駅に無事到着。ホームには、金沢の皆さんがお出迎え。
駅前にある大きな大きな水車をバックに記念写真を撮ったら、金沢小のスクールバスに乗って、金沢小を目指します。くりこま高原を出ると、暫くは田んぼが広がる田園風景。平野から、低い山をひとつ越えると、岩手県一関市です。
金沢小には13時過ぎに到着。大人も子供も、金沢のみんながお出迎えです。春以来の再開で嬉しそうな笑顔を見せる子も、初めての金沢で少し緊張している子も、これから2泊3日よろしくお願いしまーす。
大きな荷物を置く控え室には、金沢のみんなから嬉しいメッセージ。初参加の子もこれで一安心。引率の先生から注意事項を聞いて、ひと休みしたら体育館で対面式です。
体育館に向かう廊下には、金沢小の歴史が記された年表が。よーく見てみると、この交流の一番始めは昭和63年。今年が29回目の金沢交流と言う事になります。
入場の時には、花のアーチで迎えていただきました。
金沢、市谷の代表のご挨拶のあとは、金沢小4年生の金小ソーラン、5年生の伝統舞踊の鶏舞の披露です。個人的には、鶏舞の最後の方、鶏のように首を小刻みにプルプル動かすところが、ツボ。伝統舞踊と言いつつも、子供達の舞いは仕草がとっても可愛らしい。
レクリエーションでみんな仲良くなった後、受け入れ家庭の方と記念撮影を行って、それぞれお世話になるお家へ向かいました。 市谷の子供達を送り出した後、おやじ達は今回のお宿、辰巳旅館へ。初めて泊まる「駅前旅館」におやじ達もワクワクです。
夕方の懇親会までは少し時間があったので、花泉の町を散策してみました。宿は本当に駅前。花泉駅まで徒歩20秒。見回すと、道を挟んだ向かいには雑貨屋さん、あいているかどうか分かりませんでしたが本屋さんも近くに。その他、夜になったらきっと楽しいんだろうなぁ。というお店もあります。
近くのスーパーマーケットでお買物をして宿に戻ったら、夜に備えてウコンで乾杯。
夕方は、金沢小PTAのみなさまによる歓迎会。みなさんが揃うまでは、ガラスのジョッキで乾杯の練習。本番のジョッキは、今朝切り出してきてくださった竹のジョッキ。臼にキリリと冷えている市谷スペシャルは、地元の銘酒「磐乃井」です。久しぶりのお会いする顔で乾杯前から盛り上がっています。
今回のメニュー、一押しはこのホタテとのこと。刺身でもいただけるものをバーベキューで食べちゃうこの贅沢さですよ。上がホタテ。下が金沢小PTA森谷会長。
竹のジョッキにビールを注いでもらったら、市谷小PTA飯島会長のご発声で、かんぱーい。
まずはホタテと、いわて南牛A5ランクから。A5ランクの中でも、最上級のものだそうです。
お腹いっぱい飲んで、食べて。若いんだから、先生方はどんどん食べなきゃー。
私、個人的には、お肉ももちろんおいしかったのですが、適度な火の入り具合で、しっかりとした歯ごたえがありながらトロッとした レバーが大変美味しゅうございました。
金沢小と市谷小、両校校長先生のツーショットがあるかと思えば、金沢小と市谷小、とにかく明るいメンバーのツーショットも。ワイワイやっているうちに、自己紹介が始まります。
毎度毎度の事ながら、沢山の方に支えていただいてるこの行事、本当に、ありがたい。今回は、ご挨拶の合間にくじ引き(?)で、イカの塩からや、ホヤの塩からといった、美味しい瓶詰めがあたった人も。
初めての人、2度目の人、何度もの人。市谷メンバーのご挨拶。何度もの人は、冗談抜きで「ただいま〜」な気分です。
まだまだ1日目、美味しいものをいただいたら、宿に戻っておやすみです。おやすみです。おやじグループは、駅前の辰巳旅館へ。おやすみですって言っているのに、電車の写真を撮りに行ったり、歓迎会で入手した情報をもとに、夜の街をパトロールしにいったりしたひともいたとかいなかったとか。
2日目爽やかに迎えた朝、我々は銘々膳にのった朝食です。食べ終わった頃にはコーヒーが出てきて、思わずのんびりしたくなります。が、今日は元気な子供達と一緒に、フィールドビンゴ。みんな元気に集合したら出発です。全部、みつかるかな?
途中、花の蜜を吸ったり、ヘビイチゴを食べたり、普段市谷ではできない事でおやじ達もはしゃぎます。林の中の水場では、サンショウウオが見える、見えないと、衰えた視力の話で持ち切りです。写真では、かろうじて撮れました。
ゴールの刈生沢の滝渓流公園では、イワナつかみ。地元テレビの取材も入っていましたが、果たしてみんなちゃんと獲れましたでしょうか。
どうやら、ちゃんと獲れたよう。と、思ったら、放流されたイワナが逃げ込んでいる場所を見つけた子は、同じ石の下から、何匹も捕まえています。追いかけ回すのではなく、魚のいるところを見つけるのがコツですね。
捕ったイワナは、塩焼きに。お手伝いしている子もいます。思った以上に炭火は熱い。なんたって、長靴を履いているお父さん方、これ、やけど防止のためなんだそう。暑い中、熱い中ひたすらイワナを焼いてくださり、本当にありがとうございます。昼食後の水遊びでは、なんと、ナマズを捕まえる子も。おとなたちもびっくりしていました。
午後は、学校に戻り、子供達はプール遊び。おやじ達は、花火の準備です。それにしても今年のキャンプファイヤーは、背が高い。小屋一軒分くらいの材木が校庭に。これ、もう工事です。
花火のセットが終わったら、校庭に出てレイアウト。金沢の花火を見せていただいたら、うわ、笛ロケットに、地味なパッケージの強力そうなのが、いくつも。
一通り、準備がおわると、夕食タイム。2日目は体育館でお餅御膳です。メニューの裏には、金沢小の子供達の手書きメッセージが。お餅が配られるのが待ち遠しくなってきます。
そして、配られたのが、こちら。お雑煮に、ずんだ餅に、納豆餅。まぁ、この美味しい事美味しい事。子供達に負けじとおかわりに何度も並ぶほど。そして忘れちゃ行けないお漬け物。とれたての野菜で作るせいなのか、瑞々しさが違います。ずんだ餅は小さな木の枝「果報」がはいっていると、あたり。子供達だけでなく大人にも景品が渡されました。
お腹がいっぱいになったら、校庭に出て、キャンプファイヤー。階段ステージで、両校ダンスの披露そして
金沢vs市谷 花火バトル 年々エスカレートして行き、来年は交流行事も30周年。果たして一体このバトル、次回はどうなるのでしょうか。
花火バトルもノーサイド、子供達は受け入れ家庭に。色々と片付けを済ませたら、大人タイム。下の方に写っている煮物と稲荷寿司、美味しかったです。いやぁ、ホントに皆様朝早くから夜遅くまで、お疲れさまでした。あと一日よろしくお願いいたします。
3日目午前中、子供達はミニ運動会。その頃、観光に出かけた大人達は。。。
今年度から金沢とうちゃんの会会長となった千葉さん2010年市谷交流実行委員長の阿部さんおふたりによるアテンドでまずは、磐井川上流に位置する厳美渓へ。
栗駒山から流れ込む硫黄泉の影響で酸性度が高い磐井川の水が、長い年月をかけて両岸の岩盤をえぐえり、また川床に穴を穿つなど、その侵食作用で美しい奇観を呈しています。
その渓流の川岸にある甘味処「郭公屋」の「郭公だんご」を空飛ぶバージョンで堪能。渓谷内岩場と対岸のお店に張られたロープを団子とお茶が載せられた籠が行き来します。
岩場に置かれた板を鳴らし人数分のお金を入れた籠を引き上げてもらい注文。しばらくすると、お店の人が岩場に向かい旗を揚げるのを合図にするするする、とローブを伝って団子が渓谷を”飛んで”きます。不思議とお茶はこぼれないようです。
団子は、みたらし、ゴマ餡、あんこの3種類。串に刺された団子はボリュームいっぱい、もちもちで美味。
厳美渓を後にした一行は、奥羽山脈を越え、秋田へ抜ける国道342号線を北西に上がっていきます。この国道沿いに中世荘園の田園地帯の遺構をほぼ残している骨寺村荘園遺跡があります。
遺跡を紹介する骨寺村荘園交流館に立ち寄りしばし歴史探訪。
骨寺村は今からおよそ1000年前、奥州藤原家、鎌倉幕府に所領を安堵された中尊寺の荘園なのです。詳しくは交流館HPをご覧下さい。
http://honedera.jp/outline/index.html
交流館で遺跡のさわりを資料映像で学んだあとは、金沢小に戻る車窓から中世日本の農村風景に思いを馳せるトリップ&ドライブ。
1000年も前からもこの一帯は米作りが盛んな地域だったんですね。
あっという間の2時間。千葉さん、阿部さんありがとうございました!!
ミニ運動会が終わり、観光組も戻ってきたら、昼食タイム。この豚汁が具沢山でまた最高。汗を流した後の塩ッ気のあるもの、たまりません。もちろん、おかわり必須。お漬け物も、これ、毎回写真撮ってしまいたくなるほど美味しかったんです。しかし、楽しい事はあっという間。ごちそうさまをしたら、もうお別れの会です。2泊3日、沢山の楽しい思い出をありがとうございました。
階段ステージで記念写真を撮ったら、バスでくりこま高原へ。送り出してくれる子の中に、顔をくしゃくしゃにして泣いている子が見えて、おもわずおっちゃんも涙ほろりとしてしまいました。
いやそれにしても、濃い2泊3日。どこに行っても、金沢の皆さんのおもてなし、本当にありがとうございました。次は、来春、お会いできる事を楽しみにしています。
おやじ マツザカ
3日目の観光 レポートは本田代表 写真提供は梶浦さん